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2021年度分確定申告を進化したe-Taxで完遂と追加の住民税申告

2021年分(令和3年版)の確定申告の時期がやってきました。

過去に数々の苦行の如く苦しんで、そして毎年学んで成長してきた気がします。

 

 

今年も確定申告はe-Taxでネットでやりましたが、去年とはいくつかやり方を変えたり、調べまくったり新たに体験した点、システムが進化したを中心に自らの反省と備忘録も兼ねて書き記したいと思います。

 

例年のように山崎あおいの確定申告をテーマにした「BLUE or WHITE or LOVE?」を聴きながら始めます。

 

 

申告期間は2022/2/16から2022/3/15です。コロナなど特別な事情があれば1ヶ月延長はしてもらえるようですが基本はこの期間です。

 

株式やふるさと納税や経費関係など必要な書類を集めて整理することから始めます。

 

最近は株の年間取引報告書も郵送されてこないところが多いです。電子交付なので各サイトにログインしてダウンロードして取得する必要があります。

 

そして、電子化されてxml形式で電子配布されるところも増えてきました。落とし穴として、即日ダウンロードできるところもあれば、xml申請して数日後にダウンロードできるところもあります。今まさに申告しようとしてるのに悠長に待ってられません。そして、欲しい証券会社のデータに限ってxml形式に対応していませんと。まだまだ発展途上ということです。

 

ふるさと納税なんかも楽天ふるさと納税やふるさとチョイスなど事前に申請すればデータ形式でダウンロードできるので、そのデータをe-Taxでアップデートすれば確定申告が格段に楽に時短になります。寄付件数が多い方は『計画的に』活用すると良いかと思います。

 

そして、今年は私のパソコンもWindows10にアップグレードされているので、イータックスシステム非対応のWindows7で無駄にあがいたあの頃のトラブルともおさらばで心配不要です。2021年に申告した記事はこちら。

 

2020年度分確定申告をe-Taxでコンプリート!

 

e-Taxも進化していて、スマホでの申告はもちろんのこと、マイナンバーカードの照合もICカードリーダ不要になりました。

 

スマホのマイナポータルアプリで確定申告サイトに表示されるQRコードを読み込んで、マイナンバーカードのパスワード入力、スマホをカードに接触させてマイナンバーカード読み取りで簡単に照合できるようになりました。

 

毎年一回しか活躍しないICカードリーダを探し出してセットする手間はなくなりました。そして、余計なカードリーダー用のソフトのインストールやアップデートもなくなりスッキリしました。

 

ただ、新しく始まった各社とのマイナポータル連携(e-私書箱等)が楽そうでまた面倒。マイナポータルで各証券会社や保険会社との連携をしようとすると、一括ではなく個別申請になり、その都度QRコード照合要求が出てきてアプリが開いてアプリのどや顔の女性が毎回出てきてイライラすることも。(笑)

 

マイナポータル アプリ

 

何回同じ照合させるのと。途中で面倒で連携やめました。(アプリのレビュー評価の悪い理由もわかる気がします。。。)来年はきっともっと改善しているはずと期待を込めて。

 

必要書類を揃えてさっそくe-Taxで確定申告を始めます。

 

マイナポータルアプリでログインして去年の確定申告データを読み込みます。

 

過去データを読み込んだ方が申告忘れがなくなったり流用で入力データが少なくなるので便利です。株やFXも3年分の損失繰越データが自動で入ります。

 

あとは順番に源泉徴収票の給与データや株式の譲渡所得や配当所得や雑所得や経費やふるさと納税や医療費などをひたすら入力していきます。

 

株主優待クロス取引をしていると自然と配当所得がどんどん増えます。よって、今回は配当所得を分離課税ではなく、総合課税にして配当控除を選択しました。

 

配当控除なら、配当所得含めた課税所得が900万円以下ならお得になります。なんと10%も税額控除してもらえます。配当はすでに約15%源泉徴収されているので実質5%還付されることになります。

 

株主優待クロス取引が優待タダ取りだけではなく、節税にもつながるという出口戦略です。始めた当初は全然知らないし意識もしていませんでしたが棚ぼたみたいなものです。

 

また、一般的には源泉徴収ありの特定口座の方が多いですが、源泉徴収なしの特定口座の場合は配当入力が面倒です。基本的には一件一件入力必要です。

 

源泉徴収なしだと株式譲渡所得に税金が1年間かからない(正確には確定申告時にまとめて納税すればよい)し、20万円以下の利益なら確定申告しなくてよいので税金的にはお得だと思ってましたが、デメリットもあるのです。

 

源泉徴収ありなら年間取引報告書にまとめた金額が載っていますので簡単に転記できます。一方で源泉徴収なしの簡易申告口座だとそれがなく、全銘柄リストをひたすら入力です。

 

年間の支払通知書に配当リストがありますが、最後に記載されている合計金額と所得税(国税)と住民税(地方税)を入力してもエラーになってはじかれます。

 

基本的には所得税15.315%と住民税5%ですが、小数点以下切り捨てなので配当件数が多いと1円ずつずれていくので、配当額からの内部の自動計算が合わなくてなりエラーとなります。

 

仕方なく一件ずつ入力する決心をして、次はどうすれば楽に入力できるかを考えます。

 

結局は国税が提供しているエクセルの配当集計フォームをダウンロードして活用しました。(他には医療費集計フォームとかもありますね。)

 

証券会社毎にPDFフォーマットがバラバラでそのままエクセルにコピーできないので、そのフォーマット形式に合わせて加工していきます。

 

ものによっては一度ワードでPDFファイルを読み込んでからエクセルにコピーすることも。エクセルに貼り付けてデータソート機能を使うことも。いろいろですが一度パターン化できればあとは無心に作業です。

 

基本は銘柄名と配当だけのリストを抜きだせればOKです。というのも配当集計フォームの所得税と住民税欄に関数の計算式を入れておけば良いからです。

 

計算式は、所得税なら基本は15.315%の小数点切り捨てなので、

 

=ROUNDDOWN(「配当所得のセル」*0.15315,0)

 

住民税なら5%の小数点切り捨てなので、

 

=ROUNDDOWN(「配当所得のセル」*0.05,0)

 

配当控除を使うと総合課税になりますが、そのまま申告すると住民税も所得税と統一の総合課税になります。よって、今は住民税の課税方式は別途選択できるので、通常は住民税申告不要にして、5%税率のままにしておきたいことが多いかと思います。

 

この便利な住民税課税方式選択制度も2022年分で終わりとなり、それ以降は所得税と課税方式は統一となります。

 

2021年申告分からe-Taxで最後に住民税申告不要を選択することができますが、源泉徴収なしだとその選択肢すら出てきません。

 

ということで確定申告完了後の後日、住民税申告に区市役所に出向くことになります。結局は配当所得は分離課税にしておきました。

 

住民税申告書の書き方が分からない場合は、確定申告の結果の書類や各証券会社の配当証明を印刷してもっていけばあとは教えてくれます。悩んで調べるより市民税課に電話か直接出向いて聞いた方が圧倒的に早いです。

 

電子交付の時代に印刷して大量のの書類を持ってこいと言われるのもなんだか納得いきませんが、プリンタを持っていないのでやむを得ずセブンイレブンのネットでプリントで印刷します。

 

ネットを通すとモノクロ印刷で1枚20円と高いのでPDFファイルを2in1形式に変更してからネットで送信します。資料の中身も考慮して一応4桁のパスワードありにしておきます。

 

ちなみにパソコンでPDFファイルの印刷ボタンを押したら再度PDF形式で保存できますが、オプションに2in1形式の選択が出てきます。枚数的には4in1にしてやろうかと思ったものの、目の悪いおじさんにあたると怒られそうなのでギリギリの妥協点として2in1プリントとしました。

 

結局は区市役所に行って待ち時間含めて30分程度で配当所得分離課税の申告が終わりました。記入したのは、住民税申告書の個人情報の部分と配当金額、分離課税申告書、付表のサインくらいの3枚で情報としてはあまり多くありません。

 

課税方法の選択肢として、所得税に合わせる、申告不要にする、分離課税にする三択ですと説明されて、「どれがお得なんですか!?」と聞いても、「お答えできません!ご自身で判断して下さい!」と冷たい回答。(笑)

 

私の場合は国民健康保険とかでもなく他には悪影響がなさそうなので、分離課税にしました。電話で聞いた時には、申告不要にできないと言われたり聞く人によってみんな違うこと言ってる気がします。。。なんだかなぁ。。。住民税の請求がきて失敗したら修正すればいいやくらいの気持ちで前に進みます。

 

確定申告の控えの印刷書類だけ回収されて残りの証券会社ごとの配当所得コピーは結局は不要でした。あとはマイナンバーカードがあればOKでした。書類に個人番号記入と身分証明が必要になります。

 

2022年はもうトレードしちゃったので間に合わないですが、来年2023年こそは源泉徴収ありの特定口座に年始に忘れずに変更しようと強く思いました。一回でも取引してしまうとダメみたいです。チャンスは年始の一瞬です。

 

ここまでが後日追加で行う羽目になった住民税申告のお話でした。e-Taxに話を戻します。

 

イータックスで粘り強く一通り情報を入力してやっとこさ納税金額の確定です。

 

配当所得の課税方式、外国税額控除、ふるさと納税、医療費控除、経費などそれぞれがどれだけ税金にきいてくるかは1項目入力するたびに最終納税額を確認するために画面を進めて最後の確定画面を見ると分かりやすくて良いかと思います。自分の想定通りになっているかを確認しましょう。税金の知識も試されます。

 

私は結局は還付とはならず、納税となりましたが配当控除含めてしっかり節税できました。

 

納税は振替納税等ではなく、クレジットカード払いでクレジットカードのポイントもしっかりゲットです。手数料が0.8%程度かかりますが、クレジットカードのポイント利率で1%以上あればプラスで黒字になります。私はマイルをためるためにとにかくクレカ払いです。

 

確定申告はポイント還元クレジットカード払いで!

 

来年こそはマイナポータルとの連携が進化してより簡単に確定申告できるようになることを期待しています。

 

今年も恒例イベントお疲れ様でした。

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