インデックス投資をする上で、投資信託の積立投資や海外ETFの売買を利用していくことに
なりますが、その際の証券会社について2016年7月時点で調査・比較してみましたので
紹介していきたいと思います。
中長期的に付き合っていく証券会社は、やはり自分の目的にあった使い勝手のよいところ、
そしてコスト的に優位性のある業者を選びたいものです。
取扱銘柄数や取引手数料やポイントバックの有無など指標はいろいろあります。
ピックアップしたのは、積立投資に向いている主要ネット証券の中から下記3社になります。
・楽天証券(楽天市場や楽天トラベルなど幅広い楽天グループ)
・マネックス証券(老舗でメジャーなネット証券会社)
・SBI証券(総合口座開設数ネット証券NO1!)
私が指標としている比較対象のポイントは以下8項目になります。
投資信託取扱数
投信積立する上で選択できる投信の種類が多いに越したことはありません。
楽天・SBI証券がトップクラスの充実度です。
ただし、メジャーどころを考えるならばマネックス証券でも全然問題ありません。
海外ETF取扱数
インデックス投資をする上で中長期的手数料が安くなる海外ETFも視野に
入れておきたいところです。
米国・中国・シンガポール関連で楽天証券が354本とトップクラス。
こちらも、メジャーどころを売買するなら3社どちらもでOKです。
買いたい銘柄があるか各証券会社のサイトで検索してみましょう。
私の好きな銘柄は米国ETFでVT(バンガード・トータル・ワールドストック)です。
この1銘柄で信託報酬0.14%と格安で全世界の平均に投資することができます♪
先進国株式から新興国株式まで。もちろん定期的に配当金もドルでもらえます。
ブロガーによるファンドオブザイヤーでも例年トップクラスの人気ですね。
手数料(国内株式100万円まで)
投資する上で投資成績にジワジワ効いてくるコストの優位性を重視したいところです。
各社若干の差がありますが、中でも楽天・SBI証券がベターでしょうか。
安い株式を多く買うなら108円からのマネックス証券でもよいでしょう。
手数料(米国株式1000株まで)
マネックス・SBI証券が売買手数料が5−20ドルと安くてベターです。
SBI証券は最近この手数料を25ドルからマネックスと同じに合わせてきました。
楽天証券もこの手数料体系に追随してくれることを願っています。
外国株特定口座対応
実はSBI証券が2015年12月からこの外国株特定口座に対応となりまして、大きな弱点が
見当たらなくなってしまいました。私は米国ETFも売買するため、外国株特定口座に
対応していることを重視していましたので以前は楽天証券で運用していましたが、
SBIの対応で一気に魅力が増しましたね。
投信積立
投資信託の積立金額ですが、どちらも似たり寄ったりです。500円か1000円から。
さすがに毎月1000円以上で積み立てることが多いでしょうから特に優劣なしです。
NISA手数料
毎年NISA売買手数料無料をうたっていますが、もはや当たり前になってきました。
基本は国内株式は売買無料、海外株式は買付無料と違いに注意して下さい。
私は手数料無料のNISA口座で海外ETFをこまめに買付しております。
ポイントバック
せっかく投信積立等するのであれば、ちょっとでもポイント等で還元してもらい
お得に資産運用したいものです。各社似たようなポイントバックプログラムですが、
マネックスとSBI証券に軍配があがるといってよいでしょう。
中長期的かつ高額な運用をする可能性があるのであればSBI証券がオススメですね。
以上の比較結果から2016年7月現時点でのベストなオススメのネット証券会社は、
という総合判定になります。ご参考までに。
ちなみに、昨年2015年1月時点では楽天証券が最もオススメでしたし、
マネックス証券でもインデックス投資をするのに全然問題ありません。
SBI証券をメイン口座にしてサーバー停止リスクや取引条件が有利な方を使うために
サブ口座としてもう1口座持つこともよいかと思います。私もそうしています。
比較検討することで自分なりに納得感を持って証券会社を選択することができますね。
なお、以上の比較結果は日々変わっていきますので定期的に定点観測していきます。