投資信託のクレカ積立投資は、楽天証券の楽天カード、SBI証券の三井住友カード、マネックス証券のマネックスカード、auカブコム証券のau PAYカードでクレジットカードポイントがもらえるお得なサービスが各証券会社で始まっています。
今回、楽天証券にて2022年9月からのクレカ積立投資の楽天ポイント還元率改悪のニュースについて今後の対策を考えてみたいと思います。またその対策の一つとして、楽天キャッシュ決済設定も完了したのでご紹介します。
現在楽天証券では、株主優待クロス取引(優待タダ取り)やクレジットカード積立投資やIPO投資や立会外分売取引に大いに活用しています。
現状1%還元率の楽天証券の楽天クレジット決済積立の変更点は以下です。
・2022年9月買付分から楽天カードクレジット決済で0.2%還元率で5万円上限
・2022年8月買付分から楽天キャッシュ決済で0.5%還元率で5万円上限
※ 2022年6月19日から楽天キャッシュ決済が設定可で 、2022年内はキャンペーンで最大1%
※楽天キャッシュは楽天カードからオートチャージ可能予定
よって、合計10万円分、キャッシュレスでクレカ投信積立(内5万円分は楽天カードから楽天キャッシュへオートチャージ)が可能となります。
キャッシュレスというものの、もはや銀行口座の数字だけの現金とあまり変わらないような気もしますが、クレジットカードなので現金と違って金利支払いなしで後払い(借金)が可能な点が大きなメリットでしょうか。
ただし、キャンペーンを除くと、10万円積み立てて、350円分の楽天ポイントとかなり少なくなります。現状が5万円積み立てて500楽天ポイントなので大きく悪化しますね。
それでも資金がある方は少しでも楽天ポイントで還元される方がゼロより良いかと思います。銀行のほぼゼロ金利と比較しても全然多い方ですね。
以上より、まずは年内は1%還元キャンペーンもあるので、楽天キャッシュ決済の選択がよさそうです。
その後は、0.5%の楽天キャッシュ決済は継続して、資金に余裕があってさらに積立したいなら0.2%の楽天クレジット決済という選択肢になります。
0.5%はSBI証券と同じ還元率なので、あとは普段使いの好きな証券会社でという考えても良いと思います。信用取引の担保にもなりますので。
以上検討結果より、2022/6/19にさっそく楽天キャッシュ積立設定をやってみました。
まずは以下のキャンペーンに申し込みます。楽天キャッシュ100万円分を山分けとのこと。もらえるものはもらっておきましょう。
次に楽天キャッシュ積立案内の「さっそく設定する」ボタンから順に設定を進めていきます。
単純にクレジットカード積立設定から楽天キャッシュ積立設定に変更するだけです。あっという間です。
ただし、楽天キャッシュへのオートチャージ設定も追加で行います。途中楽天IDでログインして、オートチャージ5万円に設定しておきます。
1時間以内にメールで楽天キャッシュの残高キープチャージ完了のお知らせが来ます。
ここで2点注意点があります。
1点目の注意点は、クレジットカード積立を楽天キャッシュ積立に変更するだけの場合は上記流れで問題ありませんが、クレジットカード積立を残しておきたい場合は、楽天キャッシュ積立を新規に設定しましょう。
仮に、クレカ積立をキャッシュ積立に変更手続き完了して、あとでクレカ積立を新規設定すると、おそらくカード積立日が毎月1日から毎月8日になってしまいます。ちょっとした落とし穴ですが。
クレカ積立日は固定で決まってしまいます。従来は毎月1日、2021年6月20日以降に新規設定は毎月8日です。一方で楽天キャッシュ積立は自由に毎月の積立日程を決められます。
→クレカ積立の再設定すると8日になっていたのですが、楽天証券より積立指定日のシステムミスで訂正されました。2021年6月20日以前にクレカ決済実績のある方は、積み立てが毎月1日となります。勝手に8日から1日に戻ってますので対象者はご注意下さい。
中長期的にインデックス積立投資していくと、誤差レベルにしかなりませんが、積立日にこだわりのある方はご注意下さい。
4社の証券会社でフルにクレジットカード積立する方は、1か月の中で積立日を極力バラけるように設定しておくとリスク分散されてよいかもしれませんね。
2点目の注意点は、楽天キャッシュがチャージされると余ったポイントと思って楽天市場等で間違って使ってしまうことがあります。減ったら打ち出の小槌のようにまた勝手にチャージされます。なんだか勝手に楽天ポイントが増えたと錯覚して、無駄に使ってしまっては本末転倒ですね。(もしやこれが狙いなのでしょうか・・・)
楽天キャッシュへのチャージタイミングは投信積立時のみやってくれればいいのに残念というか危険です。しっかり、投信用の資金とその他の楽天ポイントは区別して認識・管理しましょう。
以上が楽天キャッシュ決済の設定となります。簡単ですので楽天ポイント還元率を最大限に享受したい方は、しっかり忘れずに設定しておきましょう。
なお、投信の信用取引の担保は、株式同様に、代用掛目80%相当となります。株主優待クロス取引(つなぎ売り)等にも信用取引枠が増えるので助かりますね。
また、投信保有額によるポイント制度も改悪で、2022年4月から月末残高が一体額到達したらそのプレゼントとして一回もらえるだけになりました。
100万円増加ごとに100ポイントなど雀の涙ですのであってないようなものでしょう。
各証券会社も利益を出して生き残るために、特典内容も変わってきています。
その時々で比較検討してベストな選択をしていきましょう。
それでは、よいシンプルなクレカ積立投資を。