2022年のANA SFC修行をボーナスプレミアムポイントキャンペーンを活用して6月,7月の2か月短期集中で無事プラチナサービスメンバー達成(SFC)となりました。
沖縄の那覇、石垣島、宮古島、北海道札幌、大阪、富山、石川、愛媛ルートと合計27レグもの旅を楽しみつつ苦労してこなしましたが、記録として全修行の総まとめをここに残したいと思います。
目次
全修行結果リンク集
①石垣島トランジットルート:羽田、沖縄、石垣島の往復
②沖縄札幌日本縦断トランジットルート:羽田、沖縄、名古屋(伊丹)、北海道札幌の往復
③宮古島トランジットルート:羽田、沖縄、宮古島の往復と石垣タッチ
④北陸トランジットルート:羽田、伊丹、羽田、富山、伊丹、羽田の往復と松山タッチ
総修行日数と総レグ数
大きく旅のテーマとタイミングを4回に分けた修行ですが、2022年6月から7月にかけて、短期集中の全15日間で全27レグとなりました。15日間だとざっくり360時間です。
平均して1日1.8回飛行機に乗っている計算になります。これだと少なめの頻度にも見えますが、実際は丸一日観光とかに使う日もありますので、山あり谷ありです。飛行時間も1レグ1時間強と仮定すると合計30時間以上ですね。
獲得ANAマイルと総飛行距離
獲得したANAマイルですが、合計12,125マイルとなりました。
修行チケットは、基本的には、バリュートランジット28またはスーパーバリュー28チケットなので、マイル積算比率は75%付与となります。ただし、ポイント改悪と言えどのANA VISAワイドゴールドカードの特典で、125%にアップして活躍しています。カードラウンジ利用にも大活躍でした。
少しややこしいですが、実質0.75×1.25=0.9375、つまり約94%のマイル積算比率となります。
そして、マイル積算比率を100%に割り戻して計算した距離数は、 1マイル=1.61キロメートル換算で、総飛行距離20,814kmとなります。2万kmは、あまり想像できない距離です。27回もよく飛んだなと。
来年2023年からは、ANA VISAワイドゴールドカード改悪タイミングで棚から牡丹餅でもらった年会費無料特典の適用後に、晴れてANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードに切り替えていきます。
獲得プレミアムポイント
プラチナサービスメンバー達成(SFC達成)に必要な目標5万プレミアムポイント(PP)に対して、合計50,262PPとなりました。無駄が少なくなかなかギリギリを狙えたのではないかと思います。
今回の修行で大変助かったのが、ANAボーナスプレミアムポイントキャンペーンです。2022/7/末まで1区間あたり1,000PPがボーナス加算されるという大盤振る舞いでした。合計27レグなので、後日ボーナスだけで27,000PPも加算されることになります。加算まで1,2ヵ月程度の時間差があるので少しややこしいです。
その後2022/8/1から年末にかけて始まった2倍PPキャンペーンでは、当然沖縄往復等の長距離路線がPP単価的にはベストですが、今回は短距離路線でもうまみが出るので、低いPP単価を維持しつつもいろいろな観光地に行けて旅が楽しめるといったメリットがありました。
ボーナスPPの時間差付与により、まずは7月末にブロンズサービスメンバーに昇格します。
そして、8月末に晴れてプラチナサービスメンバーに昇格しました。感無量です。プラチナステータス期間はプレミアムメンバー事前サービス期間含めて、2024年3月末までとなります。
全旅費まとめ
飛行機代としては、27レグ分で、約27万円となりました。単純に平均するとフライト代1区間1万円ですね。
ただし、コロナ禍前にANA VISAワイドゴールドカード等でコツコツためたANAマイルを大量に投入してスカイコイン(SKYコイン)に交換したので、その恩恵で実質1.2万円分しか自腹で払ってないです。
ちなみに、ゴールドカードだと、5万マイル以上交換すると、利率が上がって1.6倍のスカイコインになるのでお得です。ブロンズステータスだと1.7倍でさらにお得です。
そして、経費として、その他旅費も計算してみました。こんな時に家計簿をつける習慣があると記録が残っているので便利ですね。家計を振り返ってフィードバックするのにとても役立ちます。
食費、宿泊費、交通費(フライト代除く)、娯楽費で旅行15日間で合計約12万円となりました。平均すると経費は1日あたり約8,000円となります。かかった実質フライト代1.2万円を加味しても1日1万円を切るレベルです。
ここでも旅費節約に株主優待クロス取引でほぼ無料で取得した株主優待が大活躍でした。
コロワイド(食費無料)、サムティ(ホテル宿泊費無料)、クオカード(コンビニの食費無料)、ANA半額株主優待券(幸い使用場面は訪れず)と助かりました。桐谷さんには全然かないませんが。
PP単価と実質PP単価
上記旅費まとめから、PP単価を試算してみます。
・フライト代のみ:PP単価5.3円
・実質フライト代のみ:PP単価0.2円
・全旅費:PP単価7.7円
・実質全旅費:PP単価2.4円
こうやって試算してみると、実質全旅費でもPP単価が2.4円と圧倒的にコスパがよいことが分かります。
ANA Pocket獲得ポイントとマイルガチャ
旅のお供にウォーキングアプリのANA Pocket Proも大活躍でした。ANAマイルをためるなら、月額550円の有料コースが圧倒的におすすめです。
アナポケット成果として、15日間だけで約6万ポイントためて、キャンペーンの250ポイントで1回マイルガチャできて平均5マイル当選する実績を考慮すると、約1,200マイル程度加算されたことになります。
攻略法でもご紹介しましたが、羽田空港から富山空港や小松空港等の短距離路線は、飛行機が電車判定になるバグ裏技でガンガンポイントがたまりました。
日常生活はもちろんのこと、旅のお供にウォーキングアプリANA Pocket Proは今や必須のツールです。
日本縦断換算
沖縄から北海道の日本縦断を仮に片道2,500kmとすると、総飛行距離20,814kmなので、合計約8.3回日本縦断したことになります。日本往復だと約4.2回となります。こんなに往復することを考えると気持ち悪くなります。
日本一周換算
沖縄から北海道の日本の海岸線沿いの道路で算出した日本一周を仮に12,000kmとすると、総飛行距離20,814kmなので、合計約1.7回日本一周したことになります。日本地図を作ったチュウケイさん(伊能忠敬)もびっくりです。
地球一周換算
地球一周を40,000kmとすると、総飛行距離20,814kmなので、合計約0.5回地球一周したことになります。なんとびっくり地球半周です。SFC修行はもはや日本規模だけなく、地球規模なのです。
今回は地球半周でしたが、もしANAボーナスプレミアムポイントキャンペーンがなかったら、この倍の地球一周しないとプラチナステータス(SFC)達成できないことになります。おそロシア。
以上のように旅の結果をいろんな視点で数字でまとめてみると実感がわいて面白いですね。
SFC修行中のトラブル回数
トラベルはトラブル。全27レグの中にもたくさんトラブルがありました。
・飛行機の遅延回数:10回以上→小さい遅延も合わせると10回以上、乗り換えで走ること複数回
・トランジット失敗:1回(富山便)→雷雨で次々と遅延し乗り換え完全アウト
・引き返し:1回(松山便)→急病人発生で伊丹空港へ引き返し
・台風による欠航:1回(沖縄便)→直前の便変更でギリギリ難を逃れる
トラブルありきで旅行の計画を立てるべきだとこれだけ体験して実感しました。むしろ旅のトラブルを楽しむくらいの経験値と心の余裕が欲しいものです。
SFC修行を振り返っての反省と得られた知見
安心な持ち物チェックリスト
旅行はやはり準備にかかっていると言っても過言でありません。事前に持ち物チェックリストで過不足なく荷物を準備できたので大きなトラブルなく乗り切れました。旅のトラブル時も持ち物チェックリストを見直してフィードバック済みです。ご参考までに。
確実なSFC修行計画表作成
エクセルでSFC修行計画表を作成してPP単価や獲得できるプレミアムポイントをしっかり数字で管理してきました。1つのミスがそのままSFC達成失敗につながる可能性がありますので、詳細を正確に計算していく必要がありました。
この計画表のおかげで、計算ミスもなくほぼ5万プレミアムポイントジャストで解脱することができました。5万PPのパズルを解くことは多少時間はかかりますが、最後のピースがハマった時は快感です。
参考に計画表の写真イメージを載せておきます。
万全なコロナ対策や体調管理
旅の一番の不安や懸念は、コロナ感染しないかということでした。2020年のSFC修行もコロナ拡大によって断念した背景があります。今回はなんとしても安全安心確実に修行を成し遂げる必要がありました。
マスク、うがい、手洗い、アルコール消毒(携帯のアルコールボトル持ち歩き)といった基本対策に加えて、ホテルでは乾燥対策で就寝時に多少暑くてもエアコンつけっぱなしはしないこと、ビタミンCもサプリで朝晩1gずつの合計1日2gは摂取していました。
修行中にもコロナ感染者急拡大というドキッとするニュースもありましたが、以上の対策をしっかり実施することで、幸い一度も病気にかかることもありませんでした。
ただ、度重なるフライトに疲れて体調不良気味はありました。長時間フライトによるエコノミークラス症候群のような足の違和感や痛みもありました。こまめなちょっとした運動が大切ですね。
他には、長時間フライトを詰め込みすぎて耳が痛くなり、数日治らないことも。CAさんもうまく耳抜きできずに病院へ行くひともいると噂に聞きました。鼻をつまんでやんわりと鼓膜を刺激してみましょう。
夏の沖縄では、外出中に虫刺されやかぶれもありました。虫よけスプレーなど薬で対処できるものは準備しておきたいところです。
全ては経験してこそですね。
全国旅行支援、県民割、地方割、株主優待の活用
当初は全国旅行支援が使えるタイミングと期待していたのですが、コロナがおさまる気配がなく、結局使えずじまいでした。県民割も、あくまでも沖縄県民等地元の人対象なので使うことができませんでした。今後修行される方で使える場合は確実に使った方がコストダウンになると思います。
しかし、北海道札幌旅行では、日本全国民が対象のサッポロ割が活用できて、ホテル3000円割引に2000円金券(サッポロスマイルクーポン)付与等、安くお得に旅行・買い物することできました。
そして、その他のホテル予約は、楽天トラベルで最新のクーポンやキャンペーンを利用しながら安く手配できました。サムティの株主優待の無料宿泊券もフル活用しました。
飛行機の遅延対策と旅程の組み方
今回主に活用したのがトランジットでしたので、基本的には乗り遅れても、次の便は自動的に手配してもらえました。
また、那覇空港等に行ってすぐ引き返すようなタッチ修行の場合は、往復で同じ機材のフライトを予約すれば遅延しても安心かと思います。
ただ、1日にフライトを詰め込みすぎると、遅延したときに、後ろの便にすべてしわ寄せがくることを考えて、チケットを予約すべきです。2レグに1回はフライト間に1,2時間のバッファーがないと、破綻の恐れありです。特に雷雨や台風時期なんかは。。。
基本はトラブルありきの旅程の組み方が安全かと思います。時間に正確な日本とは言え、雷雨、台風、急病など遅延は当たり前と思っておいた方がよいです。
もちろん運を天に任せて突撃もありです。運も実力のうちと言いますから。
観光地の天候
沖縄の那覇や石垣島や宮古島といった南国の観光地で思ったのは、天気予報なんて全然あてにならないということでした。すぐに天候は変わります。参考程度に捉えておかないと、痛い目を見ます。
それでも、フライト前には頻繁にYahoo!天気予報アプリで、最新の天気予報はチェックしておくことをおすすめします。信じるな、疑うな、確かめろです。
沖縄の天候については長くなりそうなので、また別の回に書き記したいと思います。
キャンペーンフル活用
ANAやJALなど何かしらキャンペーンを頻繁に開催しています。今回もANAのボーナスプレミアムポイントキャンペーン(2022年7月末まで1レグ1000PPボーナス付与)に乗っかっておよそ半分のレグ数で短期集中でプラチナ達成しました。
そのキャンペーン終了後も、2022年12月末にかけてプレミアムポイント2倍キャンペーンが始まっています。
さらに、大館能代空港、福島空港、萩・岩見空港、富山空港など、地方空港によっては、アピールのためにお得なキャッシュバックキャンペーンも白熱しています。
虎視眈々と日々準備して、チャンスを狙い逃さないことが大切です。
幸運の女神は後ろ髪がありません!
各旅行地での人とのふれあい
北から南まで旅行してきたわけですが、やはり、もっと各旅行地での地元の人とのふれあいをもっと増やせばよかったなと思いました。反省点ですね。
コロナ禍ということもあり、積極的にはできなかったふれあいですが、その土地の言葉(方言)や優しさに触れることも旅行の醍醐味だと思います。
迷子になって地元の人に道を聞くなり、居酒屋でおすすめメニューを聞くなり、ホテルや観光案内所でおすすめ観光地を聞くなり、タクシーに乗ってみるなり、写真をお願いするなり、飛行機でCAさんに話しかけるなり、飛行機の隣の席の旅人と雑談するなり、数えきれないくらいいろいろなチャンスがあるかと思います。
今度は積極的なコミュニケーションも増やしていきたいところです。
最後に
SFC修行は終わりではなく、人生の通過点であり、新たな人生のステージの始まりなのです。
友人知人にSFCのことを話しても意義を理解してもらうことはなかなか難しいです。スーファミ(懐かしのスーパーファミコン)修行するゲーマーとしか認識してもらえません。それでも、上級資格を取って空へ飛び立ちたいのです。
さっそくあるイベントに参加すべく、大阪の伊丹空港行きの特典航空券のチケットを予約しました。プラチナとしての初ANAラウンジも楽しみです。
そして、次はJALのJGCの初回搭乗ボーナスの5,000マイルもらうために鹿児島県の屋久島旅行計画、Vポイントを2倍レートで交換してがっつり貯めたソラシドエアマイル旅行計画と、楽しみながら実行していきたいと思います。
コロナも落ち着いてきたからか、待ちに待った全国旅行支援も秋ぐらいから開始検討とのニュースも飛び込んできていますので、日本全体として旅行を後押しする波も確実に来ています。予約したいので全国旅行支援早く頼みます!
ちなみに、ダイヤモンドサービスメンバー(DIA)への挑戦は、コロナが完全に落ち着いたころまたの機会にチャレンジを検討したいと思います。
100年時代到来とは言えど、健康寿命(日常生活が制限されることなく生活できる期間)は男性で約73歳、女性で約75歳とも言われています。
限りある人生、楽しんだモノ勝ちです!
若いうち(今が一番若いです!)から「思い出」という「配当貯金」を貯めていきましょう!